年を重ねるたび増えることは 当然楽しい出来事ばかりな訳もなく

むしろつまずいたり その涙を隠したり そんなことばかりだな

それを言い訳なんかにはしたくないから 無理矢理間違ってなんかいなかったんだって

言い聞かせてみたり 泣き言をぶつけてみたり それは弱さじゃないよな

 

逃げ出してしまいたいことなら 数え切れないほどあるけど

それを投げ出してはいけないことも分かっているんだよ

誰だってそうだろう いいことばかりじゃないんだよ だけど悪いことばかりでもないんだよ

 

笑ったり泣いたりさ僕ら 不安がなくなることはないから

 少しだけため息をついて また歩き出すんだ

面倒でも逃げられないよ 意味はあるんだ 悔し涙も笑ったことも

出逢いも別れもあるもので それを望んでいてもいなくても

あなたに逢えてよかったとか 二度と顔もみたくないなとか

ありがとうでも さようならでも 歩き出すんだ これから先も繰り返して生きていくんだ

 

気がつけば流れていた季節に 何故だか焦ってしまう気持ちはどこからだ

置いていかれたような気がしてしまうからか 思うようにならなかったからか

案外 人からみればつまらないことかな それでも僕からすれば捨てきれないもので

あなたにしてみても僕には到底分からないことが随分とあるんだろう

 

             忘れ去ってしまいたいことなら 数え切れないほどあるけど

それをなかったことにしてしまうのはなんか嫌で

誰だってそうだろう いいことばかりじゃないんだよ 

だけど忘れちゃいけないこともあるはずで

 

終わらない日々の連なりが やがてまだ見ぬ未来になるなら

後悔ばかりはしていられないって言い聞かせるんだ

今泣いたら 歩き出すから いつか笑って話せるくらいになっていたらいいな 

幸せな誰かの姿も うつむいて閉じこもったあなたも 

すべてを吞み込んで明日は またやってくるんだ

頼りなくても 迷っていても 価値があるんだ あなたが選んだその答えに

その答えに 価値があるんだよ